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セミナーに参加しても起業出来ない?

セミナーに参加しても起業出来ない?

セミナーに参加したら起業できるのか?

起業セミナーに通ったら自分もスキルアップして起業することができる!なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

会社員から起業するのは簡単ではありませんし、知識も経験も全くない状態ですからセミナーに通ってある程度人脈を広げたい、起業ノウハウを得たい、と思うのは当然のことだと思います。

しかしこれ、結論から言うと、起業セミナーに通ったら必ず起業できるとは限りません。

起業するためのセミナーなのにどうして起業できないのか?

今回はセミナーの失敗例についてご紹介します。

セミナーに参加することで満足してしまう

セミナーに参加する人の多くは起業に対して夢を抱いています。

しかし焦りばかりが募ってしまい「やりたいことが見つからない」「具体的にどう動いていいのか分からない」という悩みに陥ることになるんです。

僕もつい最近まではこんな悩みを抱いてましたし、週末起業なんて言葉にはするけど「じゃあどうするの?」と漠然とした考えがあるだけでした。

しかしこの悩みもセミナーに参加することで全て解消されると結論付けてしまう節があります。

そしてやがてセミナーに参加すること自体が目的に変わって方向性を見失うのです。

セミナーに参加すれば確かに人脈を広げることができます。成功者の話を直接聞く機会もあるので益々起業に対する夢が広がるし、自分が成長しているような気持ちになると思いますが、そこからさらに深く掘り下げて物事を見つめることができたり、何かをスタートさせることができないと最終的には起業することはできません。

つまり、セミナーに参加することである意味満たされてしまっていることが根本的な原因と言えるです。

セミナーはあくまでも手段の1つ、目標は起業すること、これを早い段階で理解できなければ90%の人が起業できないと言われています。

周囲の行動に流されてしまう

人間には集団心理というものがあります。

大勢の人が同じ行動をしていると自分もそれに逆らえず同じようになる、というもの。

話題になっている映画や本に共感を覚えること、トレンドファッションが欲しくなる、これらも集団心理に近いものがありますが、もっと具体的に言えば「個人の意思が薄れる」ということ。

セミナーは群衆ですから長く通い続けると当然そこにはある種の結束みたいなものが生まれるようになります。

結束が強いほど自分の意志を表に出すことが難しくなり、最終的には起業することを諦めてしまいます。

なぜならセミナーに参加している人が実際に起業する可能性はほぼゼロに等しいからです。

周囲が起業しないので自分自身もなかなか踏ん切りがつかず、結局そのまま終わってしまう。

これがセミナーで失敗する例です。

セミナー主催者の意図するところ

そもそもセミナーを主催している側はビジネスでやっているので長く通い続けてもらうことが本当の目的なんです。

逆にあなたが成功している場合、見知らぬ他人に今まで築き上げてきたノウハウを易々と教えたりしますか?

恐らく自分に利益がなければ誰もそんなことはしないでしょう。

かといって全くノウハウを提供しなければ誰もそのセミナーには参加してくれないので、小出しにして何度も足を運んでもらうようにするんです。

これが主催者側の狙いであり、本当にやりたいことです。

主催者の成功を実際に聞くと一種の暗示のようなものにかかってしまうこともありますし、トークスキルに加えてパフォーマンスも非常に優れているのでそれに引き込まれてしまう参加者も少なくありません。

セミナーの内容に価値はあるのか

さて、一番肝心となるセミナーの内容についてですが、これは基本的に書店に並んでいる書籍で十分に補える内容の場合が多いのは事実です。

そのため、セミナーの内容そのものに興味があるから参加という人は、もしかしたら自分で勉強をしようという意識が多少足りない可能性もあります。

その状態でセミナーに参加をしても、やっぱり自己啓発本を読んだ状態と同じ程度になってしまい意味のある形にはなりずらい。

週末起業に関する本は書店に行けば(ネット上でも)たくさん読むことができるので、これを参考にする方が時間を有効に使えますし、何より得られる情報量がセミナーよりも遥かに多いです。

ただし、一度ある程度の情報を学んだ上で、その道のプロの話を聞いてさらに情報を整理したり、不明点を直接確認したりできる点としては非常にメリットがあります。

また、インターネットを活用して色々と情報収集するのも1つの手段です。

僕もお仕事をする前は暇さえあればネットで週末起業について検索し、起業家のブログを読みふけっていました。

セミナーは実際に起業を目指している人間と接点を持ち、リアルに色々な体験をすることが可能なのでそのようなリアルなつながりを求める場とした方がイメージとしては正しいかもしれません。

ブログを見ているだけだと現実味に欠ける部分はどうしてもありますからね。