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SNSに蔓延るネットワークビジネス


週末起業をするようになって思ったこと

週末起業という形で仕事をするようになって複数のサービスを利用するようになり、ネット上に存在するメディアの動向、またインターネットビジネスに関することも少し理解できるようになりました。

それを見ていてすごく疑問に思い始めたことがあります。

それは勧誘が多いことです。

ブログ開設していたりSNSを少しでも利用したことがある人なら分かると思いますが、とにかくビジネスに関する勧誘がかなりきます。

というか、届くメールのほとんどがそれ関係なので最初の頃はとても驚きました。

このビジネス関係というのは具体的に言うとネットワークビジネスのお誘いなんですけど、ネットワークビジネスはアフィリエイトやFXなどの在宅でもできるお仕事とはちょっと違うんですね。

ネットワークビジネスとは

ネットワークビジネスは販売組織からピラミッド型の構造によって成り立つ仕組みで、分かり易く言うと特定の商品を販売員が口コミで広めていって幅広く販売していくというシステムです。

この販売員は会員となってシステムや商品を宣伝する代わりに売り上げの何%かを報酬としてもらえることになっています。

なので周辺に勧誘できそうな人物がいれば軒並み商品の宣伝をして購入まで結び付けるんです。

最近ではネットワークビジネスという言葉が一般的に使用されていますが一昔前はマルチ商法などと称されて世間を騒がせていました。

マルチ商法もネットワークビジネスもシステム自体は一緒ですが、どちらかというとマルチ商法の方が悪いイメージが定着していますよね。

しかしこれ、ビジネス自体は違法ではないことをご存知でしょうか?

仕組み的には広告費にコストをかける必要もありませんし、取引先との交渉も不要なのでシンプルに販売できる優れたビジネスではあるのです。

ただ、悪質な手段で商品を購入させようとする業者や詐欺まがいの手口で近づいてくる販売員などが多いために「ネットワークビジネス=詐欺」みたいなイメージが定着しているのだと思います。

SNSに蔓延るネットワークビジネス

さて、そんなネットワークビジネスですが、最近ではSNSを活用した手口が主流となってきています。

特にSNSでもある程度の個人情報を開示しているケースが大半だと思いますので、それらのプロフィール上の情報などで検索でもするのでしょうか、本当にびっくりするくらいメールがきます。

しかもなぜか20代前半の見知らぬ女性だったり、登録したばかりの人から友達申請やメッセージをもらうことが多いので当初はSNSの運営自体を疑っていたくらいです。

多分恐らくですが、SNSにはこの起業についての話題を沢山投稿しているために、それが原因でお誘いがたくさん来たのではないか?と推察しています。

そしてなぜ若い女性からの友達申請が多いのか?

これはネットワークビジネスの手口の1つでもありますが、基本的に男性には女性の販売員、女性には男性の販売員を送り込んできます。

そして言葉巧みに相手の懐に侵入してきます。

異性が対象になる方が距離感を縮めやすいですからね。

対象になりやすいユーザーは以下の通りです。

・SNSを頻繁に活用している
・友達数が多い
・閲覧制限をしていない
・サプリメントや健康に興味がある
・起業に興味がある

ネットワークビジネスは商品購入を促すことも目的の1つですが、それ以外にも会員にさせる、販売員として活動させる、といった様々な狙いがあります。

なので「ちょっとお小遣い稼ぎがしたい」と思っている週末起業家などは真っ先に狙われるんですね。

ネットワークビジネスに騙されないために

ネットワークビジネスに騙されないためには知らない人物からメッセージが届いても返信しないこと。

これに尽きるんですが、上手く誘導して距離を縮めてくる販売員もたくさんいます。

ネットワークビジネスの怖いところは少しずつ仲良くなって相手の警戒心を解きほぐしていくこと。

こうすることで販売員の言葉を信用するようになり、最終的にクロージングの段階に入っても相手を警戒する意識は薄れてしまうのです。

もしあなたがこれからSNSを活用してインターネットビジネスを始めるつもりであれば、インターネットに潜む詐欺まがいの手口、悪質業者が蔓延していることも忘れてはいけません。

SNSはあくまでもビジネスツールとして活用するようにして、特定のユーザーと接点を持たないようにすれば業者に騙される心配もありません。

週末起業をスタートさせたばかりの頃は当然右も左も分かりませんから、少し親切な言葉をかけてくれる方に巡り会えると嬉しくなったり安心してしまうものだと思います。

しかしこれもネットワークビジネスの可能性があります。

特に「私も週末起業考えています。一緒にがんばりましょう!」みたいなメッセージは同じ環境下にあることを伝えて親近感を持たせる手口ですので、見知らぬユーザーからのアプローチにはぜひご注意ください。