最初に
週末起業について調べていたのになんで「うがい」について語られているのだろうか?と思っている方、いるかもしれない。それはそれでその通りなのだが、まず週末起業や副業と言うキーワードで、収入を少しでも増やそうと考えている人が理解すべきポイントの一つに健康管理をあげた。
この予防的ヘルスケアは、小さい成功を着実にでも積み上げて増やした収入であったとしても一つの怪我や病気で一瞬で失うリスクを過小評価すべきではないと言う点において非常に意味の大きい動きの一つ。
その上で、うがいなどは導入コストも低く、(個人的には)効果も期待できると考えているのでここで取り上げている。
個人的な話になるが、私はそこまでひどくはないものの慢性鼻炎のような症状があり、時々、鼻の奥の方というか、あごの裏側の奥の方というか、そのあたりが無性にかゆくなり強く鼻をすすってしまったりしてしまうことがある。全ての見たような症状が私のやり方で解決できるとは思わないが、そのような症状に悩まされているため、私の場合は「消炎効果」を最もうがい薬に期待している節がある。
必要なコストと回避できるリスク
では「うがい」を実践していくにあたって必要なコストと回避できる(可能性のある)リスクを見ていこう。
うがいに必要なコスト
- 水と1回1分程度の時間(うがい薬等を使わない場合)
- うがい薬代と1回1分程度程度の時間(うがい薬を使う場合)
うがい薬を使う場合で上記の商品を参考にすると1回1ml換算で計算すると1回約4円弱のコストとそれに加えてうがいをする時間数分になる。多くの場合は50ml~200mlで希釈をするうがい薬と400mlを超える内容量となるうがい薬があるので、だいたい記載してある「〇〇〇回分」となっている〇〇〇を使い、値段を割れば概ね同一基準で比較できるだろう。
回避できる(可能性のある)リスク
- 風邪に起因する鼻水や鼻詰まり、喉の痛みの予防と市販薬の購入や通院の費用
- 口臭の予防、あるいは口臭予防目的のタブレットやマウスウォッシュ費用
- 虫歯の予防(口内の酸化の軽減)や歯医者での治療費用
- 病気や治療のために費やされる時間と、その時間を使って得られたであろう機会費用
うがいだけでこのようなリスクを全て回避できることはないだろうが、可能性の低減はできるだろう。またいずれにしてもうがいをするために洗面所に行くため、手洗いや身だしなみのチェックなども含め全体的な身だしなみの向上という副産物もあったりする。
うがいは効果があるのか?
うがいなどを検索してみるとわかるのだが、うがいそのものが効果がない、といった話の検索結果も沢山出てくるので、そのあたりについて興味がある方々は、「効果がある」としているサイトや「効果がない」としているサイトの情報をしっかりと精査することをお勧めする。
私個人の意見としては、うがいは効果があるという側に考えの軸はおいており、そうであるが故に仮に何の効果もない場合であっても、プラセボ効果はきっと「うがいを毎日行った方が風邪はひかないと思っている」方向に向いているだろうからこのまま継続をしていこうと思う。
その効果の有無は一旦おいておくとすれば、うがいが果たそうとしている機能は「水やうがい薬を使って口腔の細菌やウイルスを洗浄・殺菌する」というもの。
つまり、水で言えば口腔に付着したウイルスや細菌を浮かして吐き出すまでであろうし、うがい薬をつかっている場合には洗浄・殺菌と合わせて吐き出すという流れになっているわけだ。口腔を洗浄するのが目的になっているので、副産物として口臭防止や虫歯・歯周病の予防につながったりもするという理屈である。
うがい薬って日常的に使っていますか?
そんなうがいだが、私は日常的にうがい薬を使ってうがいをしている。
前述の通り、私は消炎の効果を期待しているが故に、購入するうがい薬も必然的に消炎効果をうたっている、あるいは消炎効果が確認できている成分が入っているものを選ぶことになる。多くの場合は、前述のコルゲンコーワか下のようなアズレン系のうがい薬を購入することにしている。
チェックする成分としては以下である。
イソジンなどを代表とするヨウ素系のうがい薬はちょっと味が苦手なので私は使えない。ヨウ素の殺菌効果はとても強いらしく、京都大学のグループによるうがいの効用を調べる研究では何もしない結果と大差ない結果がでてしまったようではあるが、理由はヨウ素が正常な細菌のバランスを破壊したためと推測されている。つまり良し悪しにかかわらず殺菌力が強すぎるためとりあえず殲滅するようだ。
[文献] 川村 孝, 里村一成, 後藤雅史, 北村哲久, 系統的無作為割付対照試験による感冒の予防・治療体系の確立. Reserch Papers of The Suzuken Memorial Foundation, 2242-45, 2005.
[文献] 里村一成, 川村 孝, うがいによる風邪の予防効果. Medical Practice, 23(8):1460-1461, 2006.
ちなみに、うがいが効果的とされているのは、一般的な風邪であって、インフルエンザについては予防対象には数えられていないが、これはこれでインフルエンザの予防の為だけにうがいをするかしないかという議論である必要もなく、インフルエンザ対策についてはまた別の試みが必要である点には留意してほしい。
医学的根拠の難しさ
現在、うがいについて、ネット上で探すことのできる情報には肯定派と否定派に真っ二つに分かれてしまっている。
反対派においては、医学的根拠の乏しさがその論点の主軸になっているが、一方の肯定派は、あまり研究結果がない領域故に医学的根拠が出しきれないというものの、効果については肯定的に捉えている。
このとても小さい範囲の事項に関して、そもそも白か黒かという二極論で語る必要性はあまりないように感じている。一説では、このうがいという文化は日本にしか存在しないとも言われているようなので、これが「日本でしか行われていない≒世界的には効果があるとは思われていない」といった流れで語られてしまうことが多いのも残念だ。
結果的に、1人でも多くの人々が、人に感染するような風邪や病気にかからないように努めることが重要で、その為に行うことが出来る事項は自分自身の行動内にしかないことがほとんど。そうなのであれば、1人1人の予防行動の中に手洗いうがいが行われていることは、効果の有無以上に意味のあることと捉えてもいいのではないかとも思う。
そんなことを言っている私も、うがいを風邪の予防というよりも、うがいを奥の方ですることによって鼻腔近辺の炎症を和らげる効果のためにやっているので、何ともめちゃくちゃではあるのかもしれないがいずれにしても私にとってはとても効果があるのだ。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。
totochan(ととちゃん)ともうします。
ブログランキングから来ました。
この季節は我が家でもうがいをしています。
目的としては風邪やインフルエンザになるリスクを、
少しでも減らそうとおもって実施しています。
効果について実際のところはよくわかりませんが、
うがいと手洗いは重要だと思います。
応援の方も完了です。
totochan様
コメントありがとうございます。
僕も個人的には、少しの気の使いようで少しでも病気のリスクが軽減できるならそれは有りだなと思ってます。