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経営戦略の全体像1-3 環境分析(2020年度版)

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SWOT分析

企業が競争に打ち勝つためには、自社の経営資源などの内部環境(強みと弱み)と外部環境(機会と脅威)を分析し、どのような戦略を実施するか、あるいはどのような課題があるか、を見定め戦略策定を行う必要がある。この分析のフレームワークはSWOT分析と呼ばれる。

プラス要因マイナス要因
内部環境S:強みW:弱み
外部環境O:機械T:脅威
外部環境を機会と脅威、内部環境を強みと弱みに分けて4象限で企業の特徴を洗い出す手法。
強み(S: Strength)弱み(W: Weakness)
機会(O: Opportunity)①強みを活かし機会をつかむ②機会を逸しないように弱みを克服する
脅威(T: Threat)③脅威からの影響を最小限にとどめる④撤退し他に委ねる
SWOT分析からの結果を分析する

外部環境分析

外部環境分析は、企業にとっての機会Oppotunity)脅威(Threat)になる要因を識別することを意味する。

外部環境分析のポイント

経済的環境国内総生産、経済成長率、景気動向、可処分所得など
人口動態的環境出生率、人口規模、少子高齢化、世帯構成など
社会文化的環境文化、国籍、宗教、人種、地域、イデオロギーなど
技術的環境情報通信技術、産業に影響を与える加工技術など
政治・法律的環境法律、政府機関の意思決定、規制緩和など
自然的環境天然資源など

内部環境(資源)分析

内部環境(資源)分析とは、自社の経営資源について強み(Strength)弱み(Weakness)を識別し、さらに競争相手の強みと弱みを識別して相対比較を行う。生産能力や技術力といった面のみならず、ノウハウやスキルといった面についても分析する。

SWOT分析に用いられる競合の強みや弱みの識別とそれらとの相対比較は、競合優位性の際に述べられたVRIO分析にある資源の模写困難性(Inimitability)が高い場合(特に、独自の歴史的条件、因果関係の不明性、あるいは社会的複雑性などが当てはまってしまう場合)には、そもそもSWOTの相対比較ができなくなるという話になるのか。

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遅咲きの桜の物語

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