中小企業診断士

技術経営1-1 研究開発

研究開発の分類

研究開発の分類

研究開発は大きくは3つの領域に分類されます。

  1. 基礎研究
  2. 応用研究
  3. 開発研究
研究開発の分類研究開発の分類

基礎研究

用途などを直接的に考慮することなく、仮説・理論形成のため、もしくは現象や観察可能な事実に関して新しい知識を得るために行われる理論的・実験的な研究。

応用研究

基礎研究で発見された知識を元に、特定の目標を定めて実用化の可能性を確認する研究、または既に実用化されている方法に関して新たな応用方法を探索する研究。

開発研究(開発)

基礎研究や応用研究、および実際の経験から得た知識を利用して、材料、装置、製品、システム、工程などの刷新や改良を目指すもの。

以前に、国立大学との共同開発を行おうとした経験があります。その大学には、産学連携の為のアドバイザー的な役割を経済産業省から来ている人が担っていて、こちらの希望のヒアリングをもとに実現可能性やどのような研究者が適任か(あるいたそもそもその大学に希望している領域に関連した研究をしている人がいるか)などを指導いただきました。結果的には、共同研究のような形では進めることが出来ませんでしたが良い経験でした。

コア技術戦略

コア技術戦略とは、技術的には特定分野に集中し、その技術を応用して多様な製品展開・市場展開を図ろうとするものですが、経営戦略上、独自開発の技術による競争優位性の確保市場のニーズに対応すると2つの相反する関係を満たしながら成長するための戦略です。

独自技術による競争優位性の構築と市場・顧客ニーズへの柔軟な対応の間にやトレードオフの関係がある。独自技術による特定領域への集中は目まぐるしく変わる市場の要求に対応することが出来なくなることがあり、反対に顕在化された市場・顧客ニーズばかりに対応していると他社への競争優位性の確立は困難となるでしょう。

コア技術戦略コア技術戦略

コア技術戦略のメリット

  1. 集中リスクの分散:まずは特定技術分野で技術優位性を確立し、その上でその技術を用いた多種多様な製品開発を行うことで、仮に1商品の優位性が脅かされたとしても他の商品が優位性を保っている状態を構築することができる。
  2. コア技術の更なる成長:一つの技術を多種多様な製品に用いると、それだけ広く多くの市場ニーズとの両立を目指すことになり、技術的な知識が深まり、さらにコア技術そのものの次元を引き上げることが可能となる。
  3. 市場を自ら創造:多くの製品を開発・導入することによって当該技術に関連する市場を自ら創造することができる