バーチャルオフィスについて基本的なことは昨日のエントリーでまとめました。
バーチャルオフィス【週末起業】
今日は、バーチャルオフィスを探していると、必ずと言っていいほ画面に単語が表示されていた(広告とかも含めて)シェアオフィスについて調べてみました。
シェアオフィスとその他のオフィスの違いについて
シェアオフィス、レンタルオフィス、コワーキングスペース、色々な名前が登場する中でそれぞれのオフィス形態の違いについてよく知らない人も多いと思います。
また、厳密にはサービスとして提供している内容と名前が一致していないこともしばしばあるので、一定の共通定義があるわけではないのですが、感覚的な分け方をしているとある程度の方向性の一致はあるような気がします。
シェアオフィスとは、1つのスペースの中に複数の個人事業主や企業が入ってオフィス機能を使用するという形式であり、会議室やコピーマシンなどの共有スペース・共有物を共有すると同時に、専有スペースと呼ばれる固定の席ではないが1席分必ず確保できるように人数が調整されているスペースの利用権利をもつことができるワーキングスペースを指していることが多いようです。
ちなみに、このワーキングスペースが完全に区切られていて(施錠が可能な)専有スペースとなると「レンタルオフィス」と呼ばれる形になるようですし、シェアオフィスであっても専有スペースが区切られているが施錠はできない(作業テーブルの背中側には仕切りがない)ような場所も存在します。
シェアオフィスも時代に合わせている
最近登場しているシェアオフィスは仕切りが全く存在せずスペースの中にランダムに配置されたデスクと椅子を自由に活用できるスタイルや、簡単なブースで仕切られているなど、そのあり方も変わってきているので運営する施設によってシェアオフィスの特徴もそれぞれとですし、命名の仕方(シェアオフィスなのかコワーキングスペースなのか、あるいはレンタルオフィスなのか)も異なるので注意が必要でしょう。
どのようなケースであっても、写真やネット上だけの情報だけではなくオフィスの特徴については直接見ておくことが無難と言えます。
シェアオフィスのメリットとは
シェアオフィス最大のメリットはやはりコストです。
一般のオフィス物件と比べて遥かに安い賃金でオフィスを借りることができる、業務に必要な機能を導入することができるという点は駆け出しの起業家にとって非常に嬉しいポイントになります。
オプション機能、設備も備わっているので、業務に必要な機材や環境を自分で整える必要がないという点も魅力の1つですし、立地がかなり良い場所のケースであったり、スタートアップの起業家には到底手に入れることが難しいようなデザイン性あふれるオフィスファシリティというものにも手が届くという点は、とても魅力的です。
シェアオフィスは他の起業家とコミュニケーションがとりやすい
シェアオフィスは他の起業家達と同居することが前提となるため、コミュニケーションをとりやすい場としても知られています。
多くの起業家達と接点を持つことで新しいアイデアが生まれたり刺激となることはもちろん、今後のビジネスの方向性などを模索するきっかけにも繋がるので個人事業主にはコミュニティを作る最適の場となっています。
結局、週末起業もそうだと思うのですが、立ち上げたばかりの会社でしかも一人でやっているような場合だと、一人で余計に考え込んでしまうような時間が出てきてしまうでしょうね。また、つらいことや大変なことを1人だけで続けていくのは強い精神力が必要になると思います。
そういう時に、同じように頑張っている仲間、同じように頑張り成功していく様を隣で見る、という状況が競争本能や負けん気を引き起こしで、自分自身を奮い立たせる力として働いたりもするようです。
シェアオフィスのデメリット
多くの人と知り合える一方で、これがデメリットとなる可能性があるのもシェアオフィスならでは。
1つのスペースを共有することになるわけですから当然同居する人々との相性は求められるようになってきます。
同居人と良好な関係を築くことができれば最高の環境になりますが、もしそれが叶わなかった場合はビジネス以外の問題で悩むことにもなりかねません。
また、仕切りがあるシェアオフィスであっても話し声などの雑音を完全にシャットアウトすることはできませんので、この辺りもしっかりと見極めた上で理想的なオフィスを選ぶ必要があります。
特に、音や声に敏感な人は、そもそもシェアオフィスという形態そのものが適していない可能性もあるでしょう。ノイズキャンセルのようなものを使うなどの工夫で乗り切る人もいるようですが、それもそれで自分自身には許容範囲内のノイズにとどまっているのかは事前に何日か現場を訪れてチェックをする必要があると思います。