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週末起業と中小企業診断士

週末起業と中小企業診断士

さて、今日は中小企業診断士について少し述べてみたいと思います。

まずはウィキペディアの中小企業診断士の内容を見てみると説明がされていますが、もともとは「政府および地方自治体が行う経営診断業務を行うものを登録する制度」となっていて、これは中小企業指導法と呼ばれたもののようです。

ここから中小企業支援法に改正され、一定以上の能力(知識)を持つ民間コンサルタントを認定する制度という意味合いが強くなっている、とも述べられています。

不思議だなと思ったのは、社団法人の中小企業診断士協会の英語訳が「Japan Small and Medium Enterprise Management Consultant Association」ってなってるんですよね。中小企業診断士の部分だけを抜き出すと「Small and Medium Enterprise Management Consultant」ってなってるわけです。企業の診断をするという主旨の人達をManagement Consultantとしこれを日本語訳として経営コンサルタントとしたのかな。

とはいえ、社会人生活が長くなってくると多くの職種との接点はいろいろと見えてくると思いますが例えば大手の大型プロジェクト等で出てくる経営コンサルタント、または戦略コンサルタントとかを除けば、世の中の多くの「経営コンサルタント」なんてとてつもなく怪しいわけです。

ましてやネット系ベンチャー界隈になると、経営幹部にその手のコンサル出身の人がいる会社は沢山あっても、わざわざそのようなコンサルタントに依頼をしている会社は上場を控えているタイミングとかでもない限りはあまり見たことがありません。

そう考えると、中小企業診断士の地位の向上を阻害している要因の一つにはこの「経営コンサルタント資格です」みたいな表現そのものが悪手だったのではないのか?と思わなくもない。

目次

ではなぜ中小企業診断士がカテゴリーに?

といいつつ、なぜ中小企業診断士のカテゴリーをわざわざ設けているのか?となるのですが、個人的な理由が一つ、ビジネス的なる理由が一つ、あとは補足的な理由となります。

私自身は自分の会社を経営して四捨五入をすると20期目までもう少しというところまで生き延びてきました。ですので、このタイミングで中小企業診断士の資格を取ってそれを生かして…みたいな幻想を抱いたりはしませんし、なる程度俗人的に仕事をしなければならない士業と似ている側面もあるので売上の天井も決して高くはないということもわかっています。

ですので、中小企業診断士をコンテンツに入れようと思った理由は以下のような流れでした。

  1. コロナ禍で事業オペレーション上の初期対応が完了し余剰時間が出来た
  2. 会社所有のドメインとホスティングサーバーの統廃合を計画
  3. 「週末起業の軌跡」のドメインを見て再活用とコンテンツ内容を検討
  4. 最近、子育てに時間取られて勉強とかできていないと反省
  5. 自分の知識の棚卸を含め勉強時間を確保しようと考える

といった流れの中で、中小企業診断士をピックアップしました。実業の方でも、やりようによっては利用価値がある状況は作れそうな点も加味しましたが、実際に本気で勉強しても合格できるかは危うそうなのでそのあたりは緩く考えております。

コンテンツは勉強ログ的になる

購入した参考書はこちら。

当面はこの本を使って勉強しつつ勉強内容を自分自身の言葉と理解でここに落とし込んでいく、というプロセスを取ってみたいと思います。

著作権等を侵害しないようにしっかりと自分の理解を経て自分の言葉で書く、とやらないといけないのですが、そのあたりが緩くなってしまった場合で、どうしてもその延長線上にしかコンテンツが作れないと判断した場合にはコンテンツの方向性を再検討する予定です。

知識と経験の狭間

実際に中小企業診断士の方としっかりと話をしたことがないのでわかりませんが、民間企業向け専業でしっかりとオフィスを構えそれなりのクライアント数がいるような事業展開をしている中小企業診断士ではない限りは、限りなく「顧問業」に近い形でのアドバイスにとどめている可能性が高いのではないでしょうか。

政府系や地方自治体からの依頼の場合は現状の分析が多く、そうではない限り「経営コンサルタント」が現場で求められてしまうような次の一手への助言のようなものと、中小企業診断士が資格取得の経緯で得られる知識で解決できる問題とには一定の乖離があるのではないかと思うのです。(これはもしかしたら業の担い手となる中小企業診断士側の認識と、仕事の依頼主となる企業側の認識の乖離なのかもしれませんが)

今後、中小企業診断士協会の方がどのような舵を切るのかは存じ上げませんが、政府や自治体からの仕事の量は、これまで中小企業診断士の累計合格者数を満たすほどの数があるとは思いませんので民間側への普及をさらに加速していくのだとするならば前述のようなミスマッチを回避しつつの仕組みは必須でしょう。

いずれにしても私自身が実業の方で携わっている領域の一つに、中小企業診断士とはとても相性の良い領域があります。そのため仮に私自身が資格合格には至らなくてもその領域にて関連するビジネスを作り上げることは可能と考えており、まずは勉強がてら色々とやってみよと思います。

最後に

基本的に、仕事はスケールアップをして行く方がスケールダウンをして行くよりも難易度が引くと(個人的には)思っておりまして、そういう意味でも週末起業においてはスモールスタートからスケールアップをするのが王道と言えば王道。もちろん立上げて数年で一気にバリューアップできるような才能と運に恵まれた人であれば迷いなく進むべきだと思うのですが、私自身を含めた多くの人は夢は見つつもコツコツと地道に積み上げていく方が理にかなった動きとなるようにも思います。

興味本位で結構ですので、中小企業診断士の勉強進捗など含めてたまに除きに来ていただけると幸甚です。

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この記事を書いた人

遅咲きの桜の物語

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